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​あれ、これ許可必要?

日々の営業活動をしていると、「許可」や「届出」を強く意識する場面は、実はそれほど多くないかもしれません。

ですが実務の現場では、営業内容と許可・届出のズレによって、知らないうちにリスクを抱えてしまっている会社を多く見てきました。ポイントは、「会社の業種」ではなく、「実際に何をしているか」です。

 

許可・届出が関係する業態は想像以上に多い

許認可が必要なのは、一部の特殊な業種だけではありません。

たとえば、

  • 建設業全般

  • 電気工事業

  • 解体工事業

  • 宅地建物取引業

  • 運送・物流関連

  • 産業廃棄物関連

  • 人材派遣・職業紹介

  • 古物営業

  • 飲食業

  • ​墓地・納骨堂

  • 各種イベント・催事

など、営業行為そのものに許可や届出が関係する業態は数多くあります。しかも、許可の要否は「業種名」ではなく、実際の営業内容・やり方で判断されます。

よくある「うっかりリスク」のパターン

 

① 業務内容が変わっているのに、手続を見直していない

  • 新しいサービスを始めた

  • 取扱範囲が広がった

  • 元請・下請の立場が変わった

本人の感覚では「延長線」でも、法的には別の許可や届出が必要になることがあります。

 

② 消防・安全関係を見落としている

営業許可は取っていても、

  • 消防署への届出

  • 防火管理者の選任

  • 火を使う設備の届出

  • 内装・設備の変更

といった 安全関係の手続 が抜けているケースは少なくありません。特に、店舗・事務所・作業場など人が集まる場所での営業では注意が必要です。

③ 道路を使っている自覚がない

実務で意外と多いのが、道路関係の許可漏れです。

  • 店舗前に看板やのぼりを出している

  • 呼び込みや行列整理をしている

  • 路上や歩道に物を置いている

  • イベント・臨時販売を行っている

これらは内容によって、

  • 警察への「道路使用許可」

  • 道路管理者への「道路占用許可」

が必要になることがあります。「少しだけ」「今まで言われなかった」という理由で見過ごされがちですが、指摘が入ると一気に問題化します。

 

無許可・未届がもたらす影響

こうしたズレを放置すると、

  • 行政指導や是正対応

  • 契約・取引上の信用低下

  • 取引先・元請からの指摘

  • 将来の許可取得への影響

といった形で、営業そのものに影響が出る可能性があります。特に注意が必要なのは、第三者からの指摘で発覚するケースです。

  • 今の営業内容に必要な許可は足りているか

  • 変更届や追加手続は必要ないか

  • 付随する手続(消防・道路など)は抜けていないか

こうした確認を定期的に整理するだけで、リスクは大きく下げられます。

 

許可・届出は「変更届」も必要

許認可は、

  • 取得した瞬間がゴール

  • 書類を出せば終わり

ではありません。決算、役員、資本金、目的、所在地などに変更があったときはその届も​必要です。

まとめ

「ちょっと待って、これって許可必要?」

  • 知らないうちにリスクを抱えないため

  • 事業を安心して続けるため

営業内容と手続のズレを早めに確認することをおすすめいたします。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。
実際に必要な許可・届出は、業態や営業内容により異なります。
判断に迷う場合は、事前確認・整理のみのご相談も承っています。

​ⓒヒトコモンコンサルティング合同会社

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